12.06.2014

ARITA TAIJI

もちろん歳はだいぶ上だけど、
僕の永年の友人の弟に有田泰而って写真家がいました。
僕が学生のころ、分けも解らぬままカメラに凝ってた時期 
カメラ毎日にFIRST BORNってシリーズで、
とても奇麗な作品を発表してた、
70、80年代と写真家として、忙しく過ごし その後 絵にのめり込んでいく 
僕がNYに行くのとほぼ同時期に彼は西海岸へ
僕が、NYでマンガやイラストの細かい仕事をやってる時に、
彼は、森を切り開き、自分で家を作り、制作活動に励む、、、
お目にかかったのは一度位で 直接本人のことは よく知らないけど、
とても大人の 真面目で、尊厳のある そして一生懸命な、
旨く言えないけど それこそ侍のような芸術家だ
残念ながら2011年に癌のため自宅で死亡した。
遺作PUREって作品集に 詳しく出ている。

先日僕の友人のお姉さんに彼の初期の ベーコンに傾倒してた頃のかな、、
油絵の仮縁を頼まれた、ついでに黒田征太郎氏が描いた彼の肖像画の直しも
そんな感じで有田氏の作品を見てたら、旨くいえないけど、感じるものがあって
ちょっと楽しかった。




















赤い顔の部分がはがれ落ちてた、
オリジナルのイメージがわからないので、糊のあとやラインを参考に福笑いのように
仕上げた、これでいいのかどうか? 黒田氏に違うよってダメだしされるかな(笑)