もちろん歳はだいぶ上だけど、
僕の永年の友人の弟に有田泰而って写真家がいました。
僕が学生のころ、分けも解らぬままカメラに凝ってた時期
カメラ毎日にFIRST BORNってシリーズで、
とても奇麗な作品を発表してた、
70、80年代と写真家として、忙しく過ごし その後 絵にのめり込んでいく
僕がNYに行くのとほぼ同時期に彼は西海岸へ
僕が、NYでマンガやイラストの細かい仕事をやってる時に、
彼は、森を切り開き、自分で家を作り、制作活動に励む、、、
お目にかかったのは一度位で 直接本人のことは よく知らないけど、
とても大人の 真面目で、尊厳のある そして一生懸命な、
旨く言えないけど それこそ侍のような芸術家だ
残念ながら2011年に癌のため自宅で死亡した。
遺作PUREって作品集に 詳しく出ている。
先日僕の友人のお姉さんに彼の初期の ベーコンに傾倒してた頃のかな、、
油絵の仮縁を頼まれた、ついでに黒田征太郎氏が描いた彼の肖像画の直しも
そんな感じで有田氏の作品を見てたら、旨くいえないけど、感じるものがあって
ちょっと楽しかった。
赤い顔の部分がはがれ落ちてた、
オリジナルのイメージがわからないので、糊のあとやラインを参考に福笑いのように
仕上げた、これでいいのかどうか? 黒田氏に違うよってダメだしされるかな(笑)